ABOUT SNP

目的

SNPとは、Sustainable Nagoya Promotion(持続可能な都市なごやプロモーション)の略で、市民・市民団体・NPO・企業・行政が、一緒になり、4つのE(環境・経済・教育・社会的公正)の視点から考え、現在のなごやを改めて見直して魅力を探ることを目的としています。
4Eについての説明図

事業の内容と主体

SNPは、なごや環境大学、企業、行政を協働主体として発足し、2011年度より活動しています。
発足当初は、新しい公共の場づくりのためのモデル事業(市町村対象)に採択され、行政やNPO、企業など多様な主体からなる「新しい公共」の体制を構築し、問題解決を図ってプロセスをモデル的に実施しました。 現在では、名古屋学芸大学の学生を中心にイベントの企画、ワークショップの運営、動画撮影・制作などを行っています。これらの活動を通して、大学生のサービスラーニングの推進を図ります。サービスラーニングとは、大学などで学生が学んだことを地域に伝えることを通じて、大学生自身の学びをさらに深める活動のことです。この考え方は、持続可能な開発のための教育(ESD)と直結しているとともに、なごやにおける新たな協働のモデルとして提示できるものです。
恊働主体についての説明図

4つの活動内容

1.マップの作成

SNPマップは、東山の森、藤前干潟、名古屋港などの多くの自然や社会資源の特性を、テーマ毎に分けてマップを制作しました。名古屋市には資源循環に関わる施設も多数立地しており、これらの空間・場・施設の特性をまとめ、環境問題に取り組む団体や企業、施設を取材し、環境に関連する自然・教育・循環・エネルギー・衣食住の5つのテーマからマップを2種類作成しています。
なごや環境大学のHPにも掲載されています)

2.サステイナブルなごやツアーの実施

魅力あるなごやを外の方に向けて売り込んでいくことのできるツアーとして、4つのE要素を含むサステイナブルなごやツアーを企画します。
ツアーコースは、持続可能な社会づくりにつながる幅広いテーマに基づく現場視察・体験・市民の想いの共有型です。2011年には、有松絞りを体験するツアーを実施しました。

3.サステイナブルなごやプロモーションムービー制作

マップに盛り込まれた、なごやの自然や社会資源を紹介するとともに、市民や企業との協働の姿を示すことのできる、サステイナブルなごやプロモーションムービーを作成します。
現在までに、「環境デーなごや2012 紹介ムービー」「2014年 ESDメッセージムービー」「農業文化園・戸田川緑地紹介ムービー」などを制作しました。

4.各種ワークショップの実施

当初はサステイナブルなごやを語れるような語り部の育成を目指していましたが、学生が中心でありメンバーの入れ替えがあることから、現在では、ワークショップの企画・運営を中心に活動しています。
これまでに、「伝統野菜を育てる・間伐材の植木鉢づくり」「間伐材のしおりづくり」「ペットボトルの風鈴づくり」「ヒンメリワークショツプ」などの実施実績があります。
これらの活動はすべて、学生が企画し、運営も行っています。